「シェアハウスはどんな種類がある?」
「シェアハウス投資を始めたいけど、コンセプトが決まらない…」
シェアハウスは、生活や好みに合わせて多様なニーズに応えられるため、最近注目を集めています。
しかし、シェアハウス投資を始めたい人からすると、ニーズが多様化しすぎて選択肢を絞るのが大変ですよね。
ここでは、
- シェアハウス運営前に考えるべきポイント3選
- ターゲット別シェアハウスの種類
- 入居者同士の距離、コンセプト別シェアハウスの種類
- 部屋の使い方別シェアハウスの種類
について解説します。
各シェアハウスの種類と特徴を紹介するので、どんなシェアハウスがあなたに向いているか検討してみてくださいね。
シェアハウス投資について詳しく知りたいという人は、こちらの記事も参考にしてください。
最近話題の「シェアハウス」とは?シェアハウス投資を成功させるポイント
シェアハウスの種類はどんなものがある?運営前に考えるポイント3選
シェアハウスと一口に言っても、部屋数や居住スタイルなど種類はさまざまです。
シェアハウスで多くの入居者を集めるには、シェアハウスの種類で他物件との差別化を図ることがポイントになります。
シェアハウスを他の物件と差別化するには、運営前に以下の3点を考えましょう。
- 入居者のターゲット
- シェアハウスのコンセプト
- 居室の使い方
差別化を図る3つのポイントとシェアハウスの種類について、次の章から解説していきます。
入居者のターゲット別シェアハウスの種類
シェアハウス運営前に考えるべきポイント1つ目は、入居者のターゲットです。入居者のターゲット別シェアハウスの種類は、以下のようなものがあります。
- ファミリー向け
- 女性向け
- シニア向け
入居者のターゲットを絞ると、入居者にとって居心地が良く住みやすい点がメリットです。
ただし、ターゲットが絞られるため、立地を考慮することが大切です。
例えば、小中学校が近くにあって、ファミリー世帯の需要がある地域にシェアハウスがあるとします。
この場合、独身の若者をターゲットにしたシェアハウスは、入居者募集に苦戦する可能性があります。
運営予定のシェアハウスがどんな地域にあり、どんな需要があるのかをしっかり確認してくださいね。
ここでは、ターゲット別のシェアハウス種類の特徴を解説していきます。
ファミリー向け
シングルマザー、シングルファザーなど、働きながら子育てをする世帯をターゲットにしたシェアハウスです。
親が家事をしている間に子どもが遊べるスペースを作ったり、お風呂を広めに作ったりすると、入居者にとって生活しやすいでしょう。
また、入居者同士がシングルマザー、シングルファザーであれば子育ての悩みを相談し合うなど、お互いに助け合う環境になります。
女性向け
入居者を女性に限定したシェアハウスです。
シェアハウスを希望する女性の中には、セキュリティへの不安から常に人がいるシェアハウスを好む女性も少なくありません。
女性向けのシェアハウスでは、セキュリティを強化した物件で、女性が安心できる環境を整えましょう。
また、部屋にお花を飾ったり、可愛い家具を配置するなど、内装も女性向けにすると入居者の満足度も上がります。
シニア向け
有料老人ホームに住む必要はないけど、なんとなく日常生活が不安なシニア層向けのシェアハウスになります。
トイレや浴室に手すりをつけたり、階段のない平屋タイプにしたり、バリアフリー化でシニア層が暮らしやすい造りにするといいでしょう。
比較的若者が多いシェアハウスでは、シニア層が暮らしにくいと感じる可能性もあります。
年齢層が近い入居者同士であれば、自然と話が合い、入居者がリラックスできる環境になるでしょう。
入居者同士の距離・コンセプト別シェアハウスの種類
シェアハウスの運営前に考えるべきポイント2つ目は、入居者同士の距離とシェアハウスのコンセプトとです。
ここでは、以下3種類のシェアハウスについて解説します。
- 交流重視型
- ゼロコミュニティ型
- コンセプト型
シェアハウスは一つの建物に他人同士が生活するため、同じ価値観を持った人が集まると、入居者にとって住みやすくなります。
また、コンセプトの設定はシェアハウス運営で大切なポイントです。立地に合ったコンセプトやユニークなコンセプトを設定すれば、他の物件と差別化できるでしょう。
交流重視型
交流重視型は「たくさんの人と出会いたい」「人と集まるのが好き」という人向けのシェアハウスです。
入居者同士が交流する場であるリビングやキッチンなどの共有スペースを充実させて、人が集まりやすい環境作りをしましょう。
ただし、交流重視型は入居者同士の距離が近い分、トラブルに発展する可能性もあるので注意が必要です。
ゼロコミュニティ型
ゼロコミュニティ型は、交流重視型とは逆に入居者同士の交流を目的としないタイプのシェアハウスです。
居住費の節約のためだけにシェアハウスに住みたい人など、あくまでも個人の生活を重視したい人向けになります。
ゼロコミュニティ型の場合、個室に冷蔵庫やトイレ・浴室を設置するなど、共有スペースよりもスプライベートの部分を充実させましょう。
コンセプト型
コンセプト型は、趣味や職業などに合わせて入居者を募集するシェアハウスです。
例えば、
- 農園付き
- フリーランス限定
- 料理好き限定
- ペットOK
- 外国人と交流できる
など、さまざまなコンセプトがあります。
あなたが興味を持っているものや、立地や物件の特徴に合わせてコンセプトを考えましょう。
部屋の使い方別シェアハウスの種類
シェアハウス運営前に考えるべきポイント3つ目は、部屋の使い方です。
ここでは、以下3種類のシェアハウスの部屋の使い方を紹介します。
- 個室
- ドミトリー
- セミプライベート
部屋の使い方によって入居者の数、賃料収入が変わるので、限られたスペースをどのように使用するか事前に考えておきましょう。
個室
各部屋が個室に分かれている、プライベートを重視した部屋の使い方です。
シェアハウスの家賃で最も多い月額は、個室が5~6万円、相部屋が4万円未満です。(参考サイト:国土交通省 シェアハウスに関する市場動向調査結果について)
毎月の賃料収入が6万円と3万円では年間の差額が36万円になるため、大きな差ですよね。
ただし、個室タイプは賃料を高めに設定できますが、相部屋よりも入居者の人数が少なくなります。
全てを個室にせずに相部屋と使い分けるなど、全体のバランスを考えましょう。
ドミトリー
1部屋に2段ベッドを2〜3台入れるなど、大人数の相部屋タイプです。
個室と比べて一人の賃料収入は低くなりますが、常に大人数を募集できるため一定の賃料収入を確保できます。
国土交通省の調査によると、相部屋の人数で最も多いのは2人部屋、続いて3~4人部屋でした。(参考サイト:国土交通省 シェアハウスに関する市場動向調査結果について)
物件によっては1部屋に10人以上の部屋もあるため、プライベートが守られているとは言いにくいですが、とにかく安い部屋に住みたい人に需要があります。
セミプライベート
セミプライベートは、一つの部屋をパーテーションなどで区切ってプライベートを確保するタイプです。
個室よりも入居人数を確保でき、入居者のプライベートも守られるため、個室とドミトリーの良いとこどりのタイプになります。
まとめ
シェアハウス運営を始める前には、
- 入居者のターゲット
- シェアハウスのコンセプト
- 居室の使い方
を考えましょう。
上記のポイントをもとに、立地やニーズに合ったシェアハウスの種類を選んでくださいね。
また、シェアハウスの始め方について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
【初心者向け】シェアハウスの始め方と円滑な運営のポイントを解説