編集部の野々村です。
先日、メタバースについてのニュースが報道されていました。
あなたは体験したことはありますか?
私は興味があるのですがなかなか体験できていないです。
ちなみに、メタバースとは“超越”を意味するメタと、”宇宙”を意味するユニバースの造語のことで、仮想世界のことです。
以前、メタバースと旅行したらどうなるか、という記事がありました。
これを見ると近い将来、メタバースで遠く離れた人と旅行に行く、、
ということも当たり前の世界になりそうですね。
メタバースと不動産投資
このメタバースについて、オンラインゲームのイメージが強くないでしょうか?
実は、不動産業界にも関連があり、土地の売買など取引をすることができます。
これを聞いて仮想空間に土地を買うなんて…私はいまいちピンときませんでした。
そこで今回は、メタバースでの不動産取引とその仕組みについて見ていこうと思います 。
この仮想空間の不動産取引ですが、2021年は5,081億円へ市場が伸びています。
現実世界の不動産は、実物の土地や建物が目に見てイメージしやすいですが、実物が存在しないメタバースで不動産を持つということはどういうことでしょうか?
それを可能にする技術が”NFT”です。
これはデジタルデータを唯一のものとして証明する技術です。
ちょっとわかりづらいですよね、、
要はメタバースの土地にIDのようなものがあり、個人と紐付けすることで、所有していることを証明できます。
とはいえ、仮想空間の不動産すべてが取引できるわけではありません。
有名どころでいうと土地が売買できるメタバースは、ディセントラランド、サンドボックスなどがあります。
どちらも注目度が高く土地の平均購入価格が高騰しています。
では、どのように購入した土地を活用するのでしょうか?
主に仮想不動産による投資と土地を活用したビジネスになります。
土地の売買については現実世界と一緒で、購入価格と売却価格の差額で利益を得ることができます。
また土地の貸し出しに関しては家賃収入と同じで、立地が良ければ長期的に利益が得られる可能性があります。
これも現実世界の不動産投資と一緒ですね 。
そして、テナントとして貸し出しも出来るので、過去の事例でいうと、マクドナルドやグッチが商品の発表をする場として使用しています。
他にも数多くのファッションブランドの企業がイベントを展開しており、気に入った服があれば仮想通貨で購入もできるそうです。
もはや実店舗に行かなくても購入できるので、オンラインショッピングと一緒ですね。
このように複数の人がどこからでも参加できる世界は感慨深いですし、ホントにすごいことだと思います。
では実際、メタバースで不動産を購入しようとしたらどのくらいでしょうか?
これは現実世界と一緒で、場所によって値段や広さに応じて価格が変わるようです。
NFTマーケットプレイスの調べるによると土地の1区画あたり、最低価格が38.9万円、最高価格が75.9万円で取引されています。
これらはあくまで平均であり、数千万円の取引もあるようです、、
ちなみに40万円で購入できる土地が現実世界にあるのかというと、日本では郊外の方にいくと農地だったり空き地で購入できるところがありました。
でも、メタバースでの不動産投資はリスクがないか気になりませんか?
現実世界の不動産は、もし価格が下がったとしてもゼロになることはほぼないでしょう。
でもメタバースの場合は、短期間で土地の価格が上がる一方、一気に暴落する可能性があるようです。
また、メタバースで購入した区画の利用者が減れば、その不動産の価値や価格が大きく下がる可能性もあると思います。
今、注目されているメタバースですが、法的な問題も含め多くの課題があり発展途上です。
現実の不動産と仮想空間では勝手が大きく違い、よく理解してから購入することをオススメします。
とはいえ、市場規模は年々増えているので、長期的な視野でみて、まずは少額から始めるのがいいかもしれませんね。