編集部の野々村です。
ついに、日銀の利上げがきましたね。
内容としては長期金利を現在の0.25%引き上げ、最大0.5%近くへ上昇することが見込まれています。
コロナ渦から始まり、ガソリン、日用品などの物価上昇、今年はインフレの影響を大きく受けました。
それを抑制するために、手っ取り早いのは利上げによる金融環境の引き締めです。
利上げにより、企業は借り入れを控え、個人でも消費を避ける傾向になるため、物価上昇にブレーキをかける狙いがあります。
これにより私たちへどのような影響があるでしょうか?
身近なもので言うと、住宅ローンです。
ちなみに、固定金利と変動金利ありますがどちらが多いかご存知でしょうか。
住宅金融支援機構の調査によると、変動金利が70〜80%、固定金利10〜20%前後の割合になっています。
つまり、ほとんどの人が変動金利でローンを組んでいることになりますね。
どちらで組んでいても利上げにより毎月の支払いが増えることは気になります、、
日銀が利上げに踏み切ると、住宅ローンの金利も上がりますが、
今回の発表では長期金利の変動幅を±0.25〜1.5%としています。
この長期金利は固定金利と連動、短期金利は変動金利と連動しています。
長期と短期の違いですが、
長期金利:1年以上(例:国債)
短期金利:1年未満(例:政策金利)
となります。
どういうことかというと、マイナス金利政策を変えようと日銀は動いており、変動金利は短期金利の影響を受けるのですが、今回の対象は長期金利です。
ほとんどの人が変動金利でローンを組んでおり、銀行間でも顧客の奪い合いになっているので、現実的に変動金利をすぐに上げる可能性は低いと予測しています。
つまり、まず最初に影響を受けるのは長期金利(固定金利)の可能性が高いと思います。
とはいえ、いずれは変動金利も上がる可能性は十分あるので、何かしらの対策が必要でしょう。
金利が上昇する前に繰り上げ返済できる人は返済してもいいですし、今のうちに低金利で浮いたお金を貯金や資産運用をすることもいいと思います。
また、不動産などの現物資産をもつことで、
どんな市況になっても価値が変動しにくいのでおすすめです。
そして、マンションや戸建てなどの収益物件があると、毎月の家賃収入があることで経済的に余裕が生まれます。
もしかすると金利上昇に伴い不動産が売れにくくなると、物件価格を下げなければいけない状況になるかもしれません。
すでに物件候補がある人は、利上げする前に不動産投資を検討してみてくださいね。