編集部の野々村です。
12月も早くも2週目ですね、
寒さに負けず頑張っていきましょう!
先日、何気なくニュースをみていたら、中国の不動産投資の取引きが停滞しており、競売物件が増えているという記事がありました。
バナナのたたき売りならぬ不動産のたたき売りと言われるほど価格が下がり、買い手がつかない状況だそうです。
でも、なぜ中国の不動産市況は停滞しているのでしょうか?
その背景として、日本では個人や法人などの地主さんがいて誰かが所有していますが、中国では土地は国のもので、30年ほど前から国民に売却できるようになったそうです。
でも土地の使用権の一部は政府の財源であり、国の方針により政府は財源がたらなくなると、土地の使用量を最大6割まで上げています。
それに加えて、社会保障が十分でない中国は、老後の不安から不動産投資をする人が増えています。
というのも、いま中国の人口が減っていることをご存知でしょうか?
2020年時点で日本の出生率が1.34に対し、中国は1.7と差が縮まっています。
中学校の社会の授業で「一人っ子政策」を習ったことがあると思います。
懐かしいですよね、
でもあれはもう過去の内容で、2016年以降は二人っ子政策に変わり、昨年からは3人目も推奨しています。
国の方針とはいえ勝手な規制と緩和ですが、、
同じ若い人が少なくなり少子高齢化が進んでいる中国では、日本と同じ末路に近づいているとも言えるでしょう。
中国の国民も自分の身は自分で守る意識で、資産を増やすために個人でも不動産投資をする人が増えました。
そのため不動産会社からすると、高い土地の使用料を払って建設しても、不動産投資をする人が多少高くても購入してくれるので、どんどん建設した背景があります。
でも、、
ゼロコロナ政策で観光や個人消費が下がり、政府は不動産バブルを抑えようと融資やその他の不動産投資業界へ規制、
結果、個人でも不動産購入することが減り、不動産が売れなくなってしまいました。
売れなくなると、不動産屋も資金繰りが悪化し競売にかけるというのが実態です。
この競売は、相場より3割ほど安く購入できると言われています。
でもなぜ競売物件は安く購入できるのでしょうか?
ちなみに競売とは、ローンを組んで購入した物件を何かしらの理由で返済が厳しくなり、強制的に売りに出されるものをいいます。
そしてオークションのように一番高い価格を提示した人が購入できる仕組みで、つまり買いたいと思う人がいなければ、最低価格で購入することができるので安く手に入れることができます。
一方、購入した後に修繕や不具合があっても保証がないことがデメリットでもあります。
しかし、相場より安く購入できるのであれば、物件によっては購入する価値はありますよね。
もし競売物件でどんな物件を購入したらいいかわからない、もしくは不動産投資を通して何から始めていいかわからないのなら、不動産投資に特化したこちらの通信講座がオススメです。
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