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「空き家買取」とは?メリット・デメリットと向いている物件を解説

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「空き家を売りに出したけどなかなか売れない」「毎年の税金や維持管理費が負担」などと、空き家の処分で困っている方がいるのではないでしょうか?

なかなか買い手が付かない空き家を売りたい場合におすすめなのが「空き家買取」です。

通常の仲介では売りにくい古い空き家でも、買い取ってもらえるケースもあります。

そこで今回は、空き家買取のメリットとデメリット、向いている物件について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「空き家買取」とは?

「空き家買取」とは、不動産業者に直接空き家を買い取ってもらう売却方法です。

一般的に、不動産を売却する際には不動産業者に仲介してもらって買い手を探します。

空き家買取では買い手が現れるのを待つのではなく、不動産業者との直接交渉で売却しやすいのが最大の特徴です。

不動産業者は、買い取った空き家をリフォームして転売したり、更地にしたりなどビジネスに活用します。

ただし、仲介と比べて売りやすいとはいえ、空き家買取にはメリットとデメリットがあり、それぞれを理解した上で検討するのがおすすめです。

では、空き家買取のメリットとデメリットのポイントを押さえておきましょう。

空き家買取の4つのメリット

スピーディーに売却できる

空き家買取最大のメリットが、スピーディーに売却しやすい点です。

仲介では買主が現れるのを待つしかないのに対して、空き家買取では不動産業者と直接交渉できます。

仲介での売却では、不動産業者と媒介契約を結んでから買い手が見つかるまでに数ヶ月を要するケースもあり、とにかくすぐ売却したい場合には不向きです。

一方、空き家買取では依頼してから1ヶ月程度で決済されることもあり、すぐにでも現金化したい事情がある場合に重宝します。

古い空き家でも売却しやすい

空き家買取は仲介と比べて、古い空き家を売却しやすいのがメリットです。

見た目にボロボロの空き家の仲介を不動産業者に依頼しても、あまり宣伝しないなど前向きに対応してもらえないケースもあり得ます。

一方、空き家買取なら不動産業者がリフォームや転売を前提に買取価格を提示してくるため、築年数の経過した空き家でも売りやすいのです。

現状、日本の空き家は年々増加して売却が困難になっており、仲介を依頼してもなかなか売れないケースが多々あります。

放置している空き家で毎年の固定資産税や維持管理コストに負担を感じているのであれば、いつ売れるかわからない仲介より買取をお願いしたほうがメリットを得られる場合もあるのです。

トラブルになりにくい

空き家買取は、仲介と比較してトラブルになりにくいのもメリットです。

不動産の仲介では、往々にして契約直前にキャンセルされる事態が発生します。

買い手の気が変わってしまったり、ローンの審査が通らなかったりなど契約を白紙にせざるを得ないケースが起こりえるのです。

とくに古い空き家や代々相続されている土地などは、隣地との敷地境界線があいまいな場合もあり、トラブルになるケースが少なくありません。

契約する前に揉めてしまうとトラブルに発展し、結局キャンセルになってしまうのです。

対して、空き家買取なら不動産業者に直接買い取ってもらうだけであり、以後トラブルが発生しても不動産業者が対応します。

親が亡くなって空き家を相続したものの、自分では何もわからず不安が多いのであれば、空き家買取で早く処分してしまうのも有効的な方法なのです。

仲介手数料が不要

不動産を仲介してもらって売却すれば、当然ながら仲介手数料が発生します。

売買代金によって、3~5%を仲介手数料として不動産業者に支払わなければなりません。

一方、空き家買取はそもそも仲介ではないため手数料が不要です。

空き家買取のデメリット

空き家買取には多くのメリットがある反面、デメリットもあります。

最大のデメリットが、仲介と比較して売却価格が安くなってしまう点です。

空き家の状態や対応する不動産業者によっても異なりますが、市場価格の5~8割程度が買い取り価格になります。

不動産業者も商売のために買い取るわけであり、リフォーム代や転売する際の利ざやを計算した上で買取価格を提示してくるわけです。

仮に5割とした場合、仲介なら1000万円で売れるものを500万円で処分してしまうのは大きな損失になります。

したがって、どうしても仲介では売れそうにない、すぐにでも現金化したいなど特段の理由がある場合に空き家買取を利用するのがおすすめです。

時間的に余裕があるのなら、まずは仲介で売却を目指して、買い手が現れないときに空き家買取に切り替える方法を検討してみましょう。

空き家買取向きの物件とは

空き家買取にはメリットとデメリットがあり、利用すべきかを悩むケースも少なくありません。

空き家の処分でベストな選択をするためにも、どんな物件が空き家買取に向いているかを把握しておきましょう。

なかなか売れない空き家

売却の仲介を依頼したものの、なかなか売れない空き家は空き家買取に向いています。

売れない状態が続いている間でも、税金や維持管理費用を払い続けなければなりません。

物件の状態や管理コストも考慮しながら、どうしても売れないなら空き家買取を検討してみましょう。

遠方にある空き家

相続した空き家が自分の住まいから遠方なら、空き家買取が向いています。

仲介を依頼した場合、空き家の査定時や媒介契約時、内見の立ち会いなど何回も不動産業者と打ち合わせしなければなりません。

遠方だと頻繁に通うのは大変であり、交通費も負担になります。

空き家買取ならば、査定に納得して買い取ってもらえば売却完了となり、何回も足を運ぶような手間を省けるのです。

早めに処分したいとき

前述したように、仲介ではなかなか買い手が現れない可能性があり、すぐにでも売却したい場合に見通しが立ちません。

とくに、「相続空き家特別控除の特例」を活用して譲渡所得税の3,000万円の控除を受けたい場合など、期限に対応したい事情があれば空き家買取が向いています。

空き家の所有者が複数人いる

空き家の相続で所有者が複数人いる場合、売却時に相続人全員の同意が必要になります

仲介だと、売り出し価格の設定や値引き交渉の際など、その都度相続人全員に確認を取る必要があり手間と時間がかかるのです。

一方、空き家買取では不動産業者が提示してきた価格に同意を得るだけで済むため、スピーディーかつ手間なく売却を進められます。

まとめ

空き家買取は「空き家を早く売却したい」「手間なく処分したい」場合に、おすすめの処分方法です。

ただし、市場価格と比べて安い価格で売却することになるため、空き家の状態やコスト面などさまざま点を考慮して判断しましょう。

空き家や不動産で困ったことがあれば、不動産の専門家に相談してみるのも方法のひとつです。

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