こんにちは。不動産コンサルタントの仲尾正人です。
「空き家情報を探したいけど、どんな方法があるのだろう?」と、悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
空き家情報の探し方にはいくつかの方法があり、狙っている地域やライフスタイルを考慮しながら効率的に調査するのが重要です。
そこで今回は、空き家情報の探し方と合わせて、集めた情報を精査する際のチェックポイントも解説します。
空き家情報の収集をはじめたいと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
空き家情報の探し方7つの方法
空き家情報の探し方には、いくつかの方法があります。
ここでは6つの探し方を解説しますので、空き家情報を収集する際に役立ててください。
中古物件に詳しいポータルサイトで探す
忙しくて手間をかけて探している時間がないのであれば、中古物件に詳しいポータルサイトをチェックしてみましょう。
パソコンがあればインターネットで24時間検索できるため、ちょっとしたすき間時間を有効的に使えます。
中古物件のポータルサイトでは、条件を絞り込んで検索できる機能も便利です。
たとえば、下記の条件を絞り込んで検索できます。
- 一戸建てかアパートかなど物件の種類
- 探している地域や路線
- 土地の面積
- 価格帯
- 間取り
- 駅から距離・徒歩時間
- 築年数
ポータルサイトによっては、さらに独自の絞り込み機能を搭載している場合もあり、チェックしておきましょう。
また、画像付きで物件を紹介しているポータルサイトもおすすめです。
画像の充実度によっては現地に赴く必要がなく、空き家の状態を簡単に確認できます。
空き家バンクで探す
自治体や自治体から委託された団体が提供しているサービスが「空き家バンク」です。
空き家の所有者と空き家を活用したい希望者を結び付けるサービスであり、無料で利用できます。
空き家問題の解消と地域の活性化を目的としており、さまざまな空き家が登録されているのでチェックしてみましょう。
自治体によっては、空き家バンクとは異なる独自のポータルサイトで情報提供をおこなっている場合もあります。
目当ての地域の自治体がどんな形で空き家対策を実施しているのか、確認しておくのも重要です。
地域の不動産会社を訪問
空き家を探して住みたい、また賃貸に出したいエリアが定まっているのであれば、当該地域の不動産会社を訪問してみましょう。
今や情報をインターネットで検索するのが常識の時代ながら、昔ながらの地元に密着した活動をおこなっている不動産会社があります。
インターネットで公開されていない貴重な情報を提供してもらえる可能性もあり、ぜひ積極的に足を運んでみましょう。
地方住宅供給公社で探す
「地方住宅供給公社」とは、国や自治体の住宅施策の一躍を担う目的で「地方住宅供給公社法」に基づいて設立された一般社団法人です。
住宅や土地の譲渡や賃貸住宅の建設・管理、関連施設の整備などによって地域の街作りをおこなっています。
空き家においては意外な掘り出し物が見つかる場合もあり、ぜひチェックしておきましょう。
現在、都道府県に29公社、政令指定都市に8公社あり、空き家を探しているエリアで業務をおこなっているか確認してみてください。
親戚・友人・知人から情報収集
空き家の情報を探したいのなら、親戚・友人・知人にも声をかけてみましょう。
実家を手放したい、空き家を相続する予定があるなどの情報をいち早く入手できるかもしれません。
また、親戚や友人本人でなくても、空き家を所有している知り合いを紹介してもらえるケースもあります。
不動産会社に売却を依頼する前であれば、優良物件を格安で購入できる可能性もあるのです。
自分の足で探す
空き家を探している地域を自分の足で散策してみるのもおすすめです。
インターネットや不動産会社の店頭にはない、掘り出し物の空き家を見つけられる場合があり侮れません。
とくに「売り出し中」などの看板が空き地内になければ、まだ不動産会社に売り出していない物件の可能性があります。
ただ、売りに出されていない空き家を見つけたら、所有者を見つけて交渉しなければなりません。
地域のフリーペーパーをチェック
地域のフリーペーパーにも空き家の情報が載っています。
地域に密着した不動産会社が協賛して、不動産に関するフリーペーパーを定期的に発刊している場合もありチェックしておきましょう。
地域のフリーペーパーは駅やコンビニ、スーパーなどで入手可能です。

空き家情報を精査する4つのチェックポイント
首尾よく空き家の情報を探せたら、実際に入手すべきかを精査しなければなりません。
探し出した空き家の情報を精査する際の、4つのチェックポイントを押さえておきましょう。
相場との乖離をチェック
売りに出されている空き家を探したら、相場とかけ離れていないかをチェックしておきましょう。
相場と比べて高すぎる、逆に安すぎる場合には理由を確認する必要があります。
とくに、安すぎる場合には何かしら下げざるを得ない理由があると考えて、慎重に検討しなければなりません。
地域の将来性をチェック
購入した空き家に長く住む予定の場合や賃貸経営する場合には、地域の将来性も重要です。
たとえば、過疎化が進んでいる地域は年々住みにくくなるでしょうし、賃貸経営する場合に入居者を見つけにくくなる恐れがあります。
地域の将来性も踏まえながら空き家を探すのも、重要なポイントのひとつなのです。
ハザードマップをチェック
近年の大型台風や地震によって、大きな被害を受けた地域のニュースを目にするケースが多くなりました。
空き家を購入すべきか精査する際には、災害に強い地域なのかを確認しておくのも重要です。
地盤の強度や川が増水した際に被害を受ける地域などを、行政が発行しているハザードマップでチェック可能です。
空き家の耐久性・設備・不具合をチェック
人が住める状態の空き家なのか、耐久性・設備・不具合をチェックしておきましょう。
長年放置された空き家は老朽化が進んでおり、リフォーム費用が多額になるケースがあります。
とくに、建築基準法の耐震施工基準を満たしているかも要チェックポイントです。
1981年以前に建築された建物は現行の基準を満たしていないケースが多く、多額な耐震補強工事が必要になる恐れがあります。
また、目に見えない箇所もしっかりチェックしておきましょう。
シロアリの被害を受けていないか、建物が傾いていないかなどを確認し、購入後にどの程度の補修工事費用が必要なのか見積もっておくのが重要です。
まとめ
空き家情報の探し方にはインターネットの利用をはじめ、多くの人から情報を得たり自分の足で探したりなど、さまざまな方法があります。
自分のライフスタイルや忙しさなどを考慮しながら、効率的に空き家の情報を収集しましょう。
とくに、空き家を購入してビジネスに活用したい場合には、物件選びが成功の鍵を握ります。
今回解説した内容を参考に、よい空き家を見つけるべく情報を探してみてください。
空き家や不動産投資について不明な点が多ければ、その道のプロに相談するのも方法のひとつです。
当サイトでも無料オンライン講座を実施しています。
ぜひ一度お気軽にご利用なさってください。